公立佐賀中央病院アートプロジェクト

Saga Chuo Public Hospital Art Project

公立佐賀中央病院
アートプロジェクト

医療はアート、アートは医療

多目的ホール(ギャラリー)

公立佐賀中央病院では「基本理念」と「基本方針」に基づき、ややもすれば負のイメージを持たれる医療の現場に「アート」が寄り添うことで、患者さんやそのご家族の方々に「癒し」と「元気」をもたらすと共に、多忙さとストレスを抱える医療関係者に「心のゆとり」を提供することを目的に、多目的ホールにてアート作品の展示を行っております。

常設展示として、池田 学氏のペン画を陶板に転写した陶板画を展示しています。

陶板画について

多久市出身の作者である池田 学氏は、ペン画による超精密画を得意とし、世界で高い評価を受け活躍されている画家の一人です。今回の陶板画は多久市が2023年に購入した51点の動物画を陶板に転写したもので、ミヅマアートギャラリーを通して、作者の池田氏に快く許可をいただきました。原画の美しさを等倍のまま陶板に表現するという難しい課題にミヅマアート監修のもと、共立エレックス株式会社、ノリタケ株式会社の高い技術力により、実現可能となりました。

多目的ホールの写真

小児科 展示作品

小児科エリアには平江 潔氏のイラスト画を展示しております。

平江 潔氏からのコメント

はじめに水彩画用のボード紙に耐水性のペン(黒)で形を描きます。以前は下絵を描かずに思いつくままに描いていましたが、最近は大まかな下絵を描くことが多くなりました。線描きが終わったら、先の細い筆を使い水性の絵の具でチマチマと彩色します。一般的な絵の具と固形水彩絵の具を併用しています。絵の具は混ざると濁ってしまうので、できるだけ混ぜないようにしています。絵の具皿には100色くらいの絵の具が並んでいます。これまで(多分)300枚以上は描いてきました。最近はアルファベットや漢字にも応用しています。
小児科には生き物をモティーフにした絵を並べました。子どもたちの気持ちが少しだけ軽くなれば良いなと願っています。

9月の展示「永松 敏彦 作品展」

砂糖壺部分

船を待つ

明日へ

模写(クリムト)

模写(ドガ)

緑のコップと静物

永松 敏彦(Nagamatsu Toshihiko)

略歴

1963年/小城市三日月町生まれ

1982年/佐賀県立小城高等学校卒業 *金子剛先生に師事

1988年/佐賀大学教育学部特設美術科卒業 中学校美術教諭 多久市立中央中学校赴任

1996年/唐津市立馬渡中学校赴任

2001年/佐賀市立松梅中学校赴任

2002年/佐賀県立金立特別支援学校赴任

2004年/小城市立小城中学校赴任

2012年/小城市立芦刈中学校赴任

2014年/小城市立小城中学校赴任

2016年/3月 小城市立小城中学校赴任 退職

画歴

1992年/「永松敏彦 静物画展」開催 ギャラリーみとや

1995年/第61回東光展 ホルベイン賞受賞

1997年/第38回緑光展 石本秀雄賞受賞

2000年/第66回東光展 佐賀新聞社賞受賞

2013年/第79回東光展 会員奨励賞受賞

2014年/ 第80回東光展 上野の森美術館賞受賞

2015年/改組新第2回日展において初入選

2016年/東光展審査委員に推挙 ~ (2022年まで) 第99回佐賀美術協会展 佐賀県芸術文化協会賞受賞

2017年/第100回佐賀美術協会展 県知事賞受賞 「永松敏彦 パステル画展」開催 ギャラリーふじ山

2019年/改組新第6回日展 入選

2025年/「永松敏彦 パステル画展」開催 村岡屋ギャラリー

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